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今から35年前、東京だけでなく日本国中で「校内暴力」がいたるところでおきていました。世田谷の我が母校でも乱闘事件がありました。その暴力事件をおこした子どもたちがその子どもたちを見守る親たちに「俺たちだって勉強したいんだ。」と話してきます。その少年たちとわたしは一緒に勉強しました。

それが寺子屋のはじまりです。

中学三年になっても分数の計算もできない、アルファベットも書けない、授業ではその子たちの存在を無視してすすめられる。子どもたちには子どもたちの事情があったのです。そのことを知ったとき、「わたしはわたしのやり方で子どもたちの支援をしよう!」とおもいました。

あれから30年。

いろんな子どもたちと一緒に勉強してきました。

そして卒業生たちがたくさん寺子屋を支えてくれています。

現在もスタッフのほとんどが卒業生たちです。

最初に勉強した不登校だったお子さんはもう45歳。

素敵な主婦です。

そうやって長い間お付き合いさせていただくことに感謝しています。

寺子屋の30年の流れの間にずっと根本としてあったもの。

それは

「その子の持って生まれてきたものを大切に育てる場」です。これからもその思いをたいせつに寺子屋はありつづけたいと思っています。

寺子屋の特色

寺子屋について

寺子屋には約40人ほどの生徒さんが通ってきています。

中には発達に何らかの障害を持っていらっしゃる生徒さん、

学校に行っていない生徒さんもいらしています。

高校受験に向けて部活動と両立させてがんばっている生徒さんもいます。

いろんなタイプのお子さんが一緒に勉強する場。

それが寺子屋です。

ひとりひとりカリキュラムが違います。

いわゆる講義形式の一斉授業ではありません。

最初は受け身で何を勉強するかの指示を待っている生徒さんがおおいですが何ヶ月か通ってくるうちに先輩やまわりの生徒さんの雰囲気を感じて自分で自分の課題を探して勉強する事ができるようになってきます。

勉強とは本来自分自身と向かい合う作業です。

受験勉強のときには自分の一番弱い部分と向き合わなければなりません。

自分の弱点克服は大人にとってもつらい作業です。

いろんなタイプのお子さんが同じ空間で学び合うからこそ、そこからいろんなことを受け入れながら成長するチャンスが得られると感じています。

 

2013年から佐久穂教室もオープンいたしました!

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